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クラウドファンディングによって小規模ブランドが起こす「新しい風」

冒頭でインターネットが時計業界に起こしたイノベーションをご紹介いたしましたが、影響を受けているのは有名ブランドだけに及びません。

否、むしろ、小規模メーカーが有名ブランドにとって代わるかもしれない下克上が起こりつつあると言ってもいいでしょう。 専用サイトを通じての資金調達を可能にしたクラウドファンディング。

アーティストの支援や政治活動、研究開発や起業など様々な分野と出資者がマッチング、サポートを実現するという手法です。

クラウドファンディングの最大のメリットは、限られた費用や販売ルートの中で資金調達が可能なこと。

そして、日本未上陸だったり斬新なアイディアを持つ起案者への応援を実現できることにあります。

有名なクラウドファンディングサイトは、北米のキックスターターやヨーロッパ圏のインディゴーゴー。

2018年は、パワーウォッチなどを手掛ける出版社シーズ・ファクトリーによる日本初の時計専門クラウドファンディングサイト「ウォッチメーカーズ」がスタートしました。

モノローグやアンダーンなど、新進気鋭の小規模ブランドが脚光を浴びています。

こういったクラウドファンディングから最近出てきたブランドの知名度は、まだ皆無に等しいでしょう。

しかし、モノローグは「10万円台でかえる国産本格自動巻きクロノグラフ」と謳っており、コストパフォーマンスだけでなく国産では珍しいツーカウンタークロノであることが注目されており、まさに知る人ぞ知るブランドです。

こういったクラウドファンディングが時計業界に与える有意義な影響として、「多様化」が挙げられます。

高級腕時計はトレンドに変化が乏しく、新興企業というのは流通しづらい現状があります。

そんな現状を打開してくれるのがクラウドファンディングによって夢を形にした挑戦者たち。

時計業界に新しく吹く風は、小規模メーカーが起こしていくのかもしれません。

スポンサーを始めファンが多くなれば、大手ブランドを凌駕していく可能性だって十分あるでしょう。

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